オンラインご祝儀は失礼?ゲストの本音まとめ

新郎新婦が結婚式のご祝儀を集める方法として、最近では「オンラインご祝儀」が流行っているそうです。

日本のご祝儀制度に過激に反発している貧乏人の石川がオンラインご祝儀について、
率直に思ったことをまとめてみました。

オンラインご祝儀とは

オンラインご祝儀は前払い

私は最初、オンラインご祝儀とはリモートウエディング(オンライン結婚式)を行なったときに使う決済システムのことかと勘違いしていました。

そうではなくて、従来の結婚式場で行なう結婚式でも新郎新婦がゲストにオンラインご祝儀サービスのURLを送って、事前にご祝儀を回収するようになってきているようですね。

オンラインご祝儀を贈ったゲストは、結婚式当日に現金のご祝儀を持って行く必要がありません。

新郎新婦は結婚式を行う前に、ご祝儀のお金をもらえます。

『ゲスト側は多額の現金を持ち歩かずにすむ』

『新郎新婦側は結婚式の予算が立てやすい』

とメリットが強調されがちなオンラインご祝儀ですが、実際のところどうなんでしょうか。

私は「あ、これ業者が丸儲けするやつや」とモヤモヤしています。

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ぶっちゃけ、ソフトなカツアゲだなと思ったよ……

あと、決済手数料がマジでボッタクリすぎる
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以下に、オンラインご祝儀の特徴をまとめたよ!


オンラインご祝儀の特徴

  • 結婚式の招待状にオンラインご祝儀サービスのURLを載せてゲストに送り、
    期日までにゲストがURLにアクセスしてご祝儀を払うシステム
  • ご祝儀の支払いにはクレジットカードやQRコード決済が使える
  • 決済手数料(ご祝儀額の3~5%が相場)と振込手数料がかかる
  • 支払う金額は任意でゲスト側が決められる

要するに、新郎新婦側から「期日までにご祝儀を払ってね」とゲストにお金を請求するシステムなんです。

「ご祝儀を頂いて当然」という考えでないと、このシステムは使えないですね。

巷では、オンラインご祝儀は失礼かどうかという議論があるようです。

私はオンラインで決済できるのは便利だなと思う一方で、新郎新婦側からゲストに送金を催促するのは品がないなと思いました。

しかも前払い……年金だったら割引があるところですよ。

そりゃ結婚式のゲストは新郎新婦にご祝儀を贈るのが当たり前の世の中ではありますが、自分から催促しちゃうんですね。

この辺の感覚、抵抗があります。

私はずっと貧乏生活を送っていて、いつだってお金は欲しいですけど、他人に向かって「祝い事があったから私にお金を贈って」とは言えないです。

このサービスを提供している会社も、結婚関連でよく出てくるマナー講師系の人たちも、「オンラインご祝儀は失礼じゃない」とゴリ推ししていますが、どうなんですかね。

オンラインご祝儀だから失礼、と言うよりも、私はご祝儀を他人にねだる行為に品がないと思いました。

ご祝儀制度はもうやめて、各々が他人のお金をあてにせず、自分の身の丈にあった結婚をしたらどうでしょうか。

そしたら、ご祝儀貧乏になる人もいなくなるし、ご祝儀が原因で揉めることもなくなりますよ。

オンラインご祝儀の決済手数料が高すぎる件

オンラインご祝儀の決済手数料は高すぎる

オンラインご祝儀について調べてみて驚いたのは、決済手数料の高さです。

ご祝儀として贈る金額の3~5%もかかるんですよ。

これ、銀行から融資を引っ張れた税理士の成功報酬並みですよ。

新郎新婦からは決済手数料とは別に、振込手数料も徴収します。

ご祝儀は大金ですし、業者はめちゃくちゃ儲かりますね。

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決済手数料3%と5%で試算した表はこちら!

オンラインご祝儀の決済手数料

ご祝儀の金額手数料3%手数料5%
3万円900円1,500円
5万円1,500円2,500円
10万円3,000円5,000円

ちなみに、私が利用している楽天銀行を例に挙げると、他の金融機関口座への振込手数料は一律145円です。

3万円送金しても、10万円送金しても145円です。

今、ネット銀行の振込手数料ってそのくらいの水準まで下がっているんですよね。

オンラインご祝儀は
「ご祝儀袋を買わなくていいからエコだ」
「ピン札を用意しなくていいから楽だ」
と言われていますが、そのメリットを上回る手数料じゃないですか、これ。

Q. オンラインご祝儀の決済手数料は誰が負担するのか?

オンラインご祝儀の決済手数料は誰が負担する?

決済手数料がこれだけ高いことを知ったら、誰がこの手数料を負担するのかが気になりますよね。

ゲストなのか、新郎新婦なのか。

調べてみたところ、新郎新婦側が自分たちで決済手数料を負担するか、ゲストに負担させるかを設定できるようです。(サービスによって違いがあるかもしれません)

そうなると、新郎新婦がゲスト側に負担させることを選んだ場合、3万円のご祝儀を贈るためにゲストが3万1,500円払わなきゃいけなくなるわけですね。

直接新郎新婦の口座に送金したら、手数料は1/10以下で済むかもしれないのに……

これだけ決済手数料を業者に中抜きされるのであれば、金融機関の口座番号を招待状に載せたほうがマシな気がします。

決済手数料のせいで、実質的にご祝儀の相場が3~5%上がってしまうんじゃないでしょうか。

振り込みでも支払えるものをわざわざクレジットカードで決済して、3~5%も手数料を上乗せされるのはもったいないですね。

オンラインご祝儀は業者のメリットが大きいのでは?

オンラインご祝儀は儲かる

オンラインご祝儀のメリットとして、サービスを行なう業者は次の3つを挙げていることが多いです。

オンラインご祝儀のメリット

  1. 結婚式の当日にお金を管理しなくてよい
  2. 新郎新婦が事前にお金を受け取れる
  3. 新郎新婦が結婚式の予算を立てやすい

このメリットはブライダル業者のメリットでもありますね。

新郎新婦が結婚式前にご祝儀を受け取っていれば料金を取り損なうリスクが減りますし、お金が手元にあってウェディングハイ状態になっている新郎新婦により高額のサービスを勧められそうです。

誰でも、大金が手元にあると気が大きくなりますからね。

結果的に、新郎新婦が結婚式に使うお金を増えそうだなと思いました。

Yahoo!知恵袋でオンラインご祝儀について調べていたら、
「オンラインご祝儀を支払った後に結婚式が取りやめになって、新郎新婦からご祝儀を返金してもらえなかった」という投稿を見つけました。

ひどい。

結婚式やるやる詐欺ですね。

しかし、結婚式前に破談になるカップルは一定数いると思います。

結婚式が中止になったとき、オンラインご祝儀はトラブルの元になりそうですね。

まとめ

  • オンラインご祝儀は便利だけど、私にはソフトなカツアゲにしか思えない
  • オンラインご祝儀の決済手数料は高すぎる
  • オンラインご祝儀が普及すれば業者は儲かる

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プロフィール

Author

ハンドルネーム:石川

結婚式・披露宴が苦手なアラフォー独身女。

機能不全家族で育ち、結婚願望がありません。

20代の頃、オーバーワークが原因で鬱病を発症。

現在は寛解して社会復帰し、10年以上経ちます。

鬱病で療養していた頃、結婚式に参加することがすごくつらかったので、このサイトを立ち上げました。

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